先の台風18号の影響により、多く地域で浸水や洪水などの災害が発生しました。
被害に遭われた方々には心よりお見舞い申しあげます。
いつ訪れるかもわからない自然災害に対し、私たちはどのような備えをしておくべきでしょうか。
今回は自然災害への備えについて記載します。
1.ハザードマップの確認
水害、津波、土砂災害、火山噴火などの災害が発生した際、想定される被害の範囲と避難所、避難経路などを記載した地図(ハザードマップ)を国土交通省や自治体が用意しています。
ご自身がお住まい、お勤めの地域にどのような災害が想定されているか、また災害が発生した場合の避難所はどこかを事前にハザードマップで確認をしておきましょう。
2.連絡手段の確認
災害が発生した際に家族、知人と連絡をとる手段を確認しておきましょう。東日本大震災の際は携帯電話回線が一時つながりにくくなった地域もあり、不安な思いをされた方はかなりいらっしゃるかと思います。
NTTグループでは災害用伝言ダイヤルというものを提供しているので、事前に使い方を確認しておくのもよいでしょう。
また、災害時でもスマートフォンなどからインターネットにアクセスができる場合は、LINEやTwitterなどのSNSも有効な連絡手段です。
3.避難用品の準備
避難する時に必要なものを準備して、もしもの時にすぐ持ち出しできるようにしておきましょう。
救助が来るまで当面の間しのげる食料品や飲料水だけでなく、おむつや生理用品、服用している薬なども用意しておくとよいでしょう。
特に食料品については食べながら備蓄するローリングストック法というものもあります。
またキャンプが好きな方は、テントや寝袋、キャンピングストーブなどのグッズも避難用品として最適です。使わない時はひとまとめにしておくとよいでしょう。
4.もしもの時の保険について
災害は人命だけでなく、家屋、財産にも被害をもたらします。
今回の水害の様子に鑑みても、保険に入っていることの重要性を痛感したという方も少なくないのではないでしょうか。とりわけ、「火災」や「地震」などには備えようという方も多いかと思いますが、果たして「水害」についてはどうでしょうか。
災害により家屋、財産の被害が発生した際、損害を補償するのが火災保険です。この保険、名前は「火災」とついていますが、契約内容によっては火災だけでなく、水害等の被害も補償対象となります。
一戸建てやマンションを問わず、住居を購入した際にしっかり火災保険に加入したよという方の中には、契約、補償内容を覚えていないという方も多いかと思います。だからこそぜひ、今回の件をきっかけに改めて、水害等の災害も保険の対象となっているかを含め、補償内容を確認してみて下さい。
被災後に、契約の火災保険では補償の対象外だったということを避けるためにも、1で紹介したハザードマップでご自宅周辺の災害リスクを把握し、場合によっては想定される災害に見合った契約、補償内容に変更されることも検討して頂ければと思います。
最後に
いつ訪れるかわからない自然災害には平時より準備しておくことが非常に重要です。これを言い表すボーイスカウトの有名なモットーを最後に記載します。
“備えよ常に(Be Prepared)”
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